2016年 9月からはじまった、日本経済新聞主催によるスタートアップサミットシリーズ「SUMシリーズ」の農業・フード領域特化のイベント。2018年より日本橋で開催。
参加者数:のべ7,500人(平日3日間)
洗練されたメインホールで行われた基調講演では、国連の食糧農業政策に関わるピエールマリ・ボスク氏によって、家族をはじめとする地域コミュニティ主導の農業の重要性が共有された。背景には、生産者コミュニティの醸成なしに、最新テクノロジーの活用はない、とする主催者の考えがある。
採光性の高いホワイエでは、植物工場の一部の装備が展示されるなど、最先端のアグリテックを体験できる展示が展開。メインホール前という立地条件もあって、多くの人が足を止めて、耳を傾けた。
マルシェイベントは、メイン会場の室町三井ホール&カンファレンスの入るビル1階の大屋根広場で実施。イベント参加者が会場を行き来するときの導線にある他、地元のワーカーが休憩時に集まれる憩いの場であるため、特にランチタイムは盛況だった。
スタートアップ支援を主とするため、世界より著名なVCやアクセラレーターが呼集。国内外の厳選されたアグリテック・スタートアップが審査された。
もう1つのホール会場である日本橋三井ホールでは、「農大 x SDGs アイデアソン」「大学ビジコンピッチ」など、大学にあるイノベーションシーズに着眼したピッチイベントが開催された。