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Topics Volume 13

【イベント会場利用例】「知が重なり、交わる1日」――ESMFes2026
AI時代のイベントマーケティングを問い直す、実践者たちの共創の場

2026年5月19日(火)株式会社EventHub主催による「Event Seminar Marketing Fes 2026(以下、ESMFes2026)」が、室町三井ホール&カンファレンスで開催されました。

AI時代のマーケティングにおいて、リアルなイベント・セミナーはどう進化すべきか——その問いを掲げた本イベントに、イベントマーケティングの実践者たちが大集結。

ホールでのセミナーから、2つのカンファレンスルームを繋げてのオフレコウェビナー、空きスペースを活用した商談・相談ミートアップ、ホワイエでは企業のブース出展と締めのアフターパーティーまで、7時間半にわたって、フロア全体を活用したイベントとなりました。本記事では、そんなイベントについてレポートします。

ESMFes2026 とは

総合受付

主催者メッセージ——「修行期間を、ひとりで耐えなくていい」

ESMFes2026は、イベントやセミナー運営に携わる人が、他社の事例や考え方を学びながら、運営のヒントや新しい気づきを得られる交流型イベントです。主催者の株式会社EventHubの代表 山本理恵氏は、イベントセミナーマーケティングの課題を次のように話しました。

イベント・セミナー運営は、PDCAのサイクルを回せる機会が年に1度しかない。大きなカンファレンスに至ってはどの会社も年に1、2回しか開催できない中で、登壇者の見つけ方、当日の運営の細部に至るまで、ノウハウを積み上げるには長い時間がかかる。

ESMFes2026はその「時間的な制約による学習の差」を解消するために生まれました。国内トップクラスの企業のマーケターが登壇し、通常なら数年かけて得るような知見を1日で分かち合う——それが本イベントの根本にある思想となっています。

ESMFes2026 概要

・開催日時:2026年5月19日(火)
・主催:株式会社EventHub
・会場:室町三井ホール&カンファレンス

開放感のあるホールを使用したメインステージ

PEAK STAGE——先駆者たちの知見が、会場を満たす

ESMFes2026のメインコンテンツとなるのが、最大420名収容可能、天井高5.9mの開放感のあるホールを使ったPEAK STAGE。登壇者の後ろには、大空を想起させるLEDパネルと、ステージ両脇にスクリーンが配置され、横幅が広いホール内でどこに座っても見やすい設計となっていました。

また、今回のイベントのキービジュアルには「山」がモチーフとされており「知を積み重ねることで、新たな視座を手に入れる」というコンセプトを表現。

山頂に見立てたメインステージでは後方にLEDパネルで空の動画を流し、没入感ある体験を演出したり、周りには植栽を配置するなど、会場全体の体験設計にもこだわりが見られました。

主な登壇セッション

「イベントを事業成長のエンジンへ。データとAIエージェントで進化する次世代の設計思想」
 セールスフォース・ジャパン カルデラ久美子氏 × EventHub 山本理恵氏

「事業成長を牽引するイベントの再定義。戦略と共創が切り拓く新境地」
 サイボウズ 鈴木亜希子氏 × NECネッツエスアイ 東海林直子氏 × 山本理恵氏

「CPA5,000円台は偶然ではない。実データ比較から導かれる広告クリエイティブの要点」
 シンフォニティ 岩井 俊樹氏 × AiKAGI 富家 翔平氏

カンファレンスルームを繋げて一つの空間に

CLIMBERS STAGE——「実践」にフォーカスした、もうひとつの場

PEAK STAGEと並行して動いていたのが、CLIMBERS STAGEです。カンファレンスルームA・Bの仕切りを取って一つの空間にしたこのステージでは、オフレコウェビナーなど、より現場に近い「実践」にフォーカスしたコンテンツが展開されました。

LEDパネルを活用し印象に残るイベントに

こちらのステージには、ホールとは異なる縦長の大きいLEDパネルが2つ、スクリーンの両脇に設置。スクリーンと存在感のあるLEDパネルを併用することで、より印象に残るイベントとなるような工夫もされていました。

交流が生まれる場として活かされる空間

PARTNER LODGE——ホワイエに集うプロフェッショナルたち

PARTNER LODGEと名付けられたホワイエのエリアでは、BtoBイベントを支援する企業が集まりました。各社のブースが並び、セッションの合間に参加者が立ち寄り、具体的な課題を相談するなど、活気あふれる空間となっていました。

出展ブースの顔ぶれ
・シンフォニティ株式会社(マーケティング設計・映像制作・制作全般)
・電音エンジニアリング株式会社(LED・映像・配信オペレーション)
・株式会社ニューズベース(マーケティング設計・イベントOps)
・三井不動産ビルマネジメント株式会社(会場提供・集客)

三井不動産ビルマネジメント株式会社もブース出展

2027年10月に日本橋駅直結で誕生予定の大規模MICE施設の情報や、室町三井ホール&カンファレンスをはじめとした多彩な会場ラインナップを紹介。イベント主催者向けの会場相談にも応じました。

BASECAMP MEETUP——15分で「つながる」

廊下のスペースを使った事前予約制の商談・相談ミートアップ。ハイテーブルが並び、1ターム15分の凝縮された時間で、課題の共有や実践知の交換のほか、参加者同士でのミートアップの場として 活用されました。

主催者インタビュー|会場や施設スタッフの魅力とは?

株式会社EventHub

右)代表取締役CEO 山本理恵氏
左)イベントプロデューサー 綾野令子氏


日本橋という舞台——会場選定の裏側にあったものとは?

ビジネスイベントではあるので、お客様のご来場される上でアクセスの良さが非常に大事です。弊社のお客様は、一定の割合で大手町や東京駅周辺にいらっしゃる企業様も多いのでホールの場所が非常に良かった。

そして、イベントはどうしても悪天の場合に来場率に影響を受けやすい。駅直結なので、降りた駅から雨に濡れることもなく会場に入れるという点は魅力かなと思いましたね。


インタビューの中で印象的だったのは、施設スタッフの対応についてです。施設スタッフの「制作現場を察知する力」という、表には出てきにくいソフト面の高い評価でした。

まだ決まってないことが多かったりですとか、演出で迷っていたことがあったのですが、弊社が考えてることを察知して即ご提案いただき、とても助かりました。全体的にすごく丁寧に対応いただけて、社内でも評価が高かったです。


特に設備については、イベント主催者側からすると分からないも多くあります。その時に、主催者の課題やイメージしている演出・ステージを丁寧に聞き取り想像し、提案する力はイベント事態の出来栄えや当日の段取りを大きく左右するものでしょう。

選ばれる会場を目指して

新たな視座を得ることを目的として開催された「ESMFes2026」は、国内トップマーケターの知見と、参加者同士のフラットな交流が重なり合う貴重な一日となりました。

今回のイベントでは、フロア全体の各エリアで様々な企画が実施されたほか、2階に入るカフェ「guāng(グアン)」を休憩やコワーキングスペースとして開放するなど、コレド室町テラス全体を活用いただきました。

これからも室町三井ホール&カンファレンスは、イベント主催者さまに寄り添い”選ばれる会場”を目指してしていきたいと思っています。